【Vol54】向かい風が吹くアフィリエイト広告/フジロックCMから見えてくる日本固有の問題とは?
こんばんは!
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1. Weekly Business News
Weekly Business Newsでは、今週1週間の注目ニュースや記事を取り上げます。このコーナーでは、直接的にマーケティング関わる記事だけではなく、いずれあなたのマーケティング活動に役立つ情報・視点を(独断と偏見を交え)お届けます。俯瞰的なモノの見方を身につけ、長期で役立つマーケティングOSを身に着けていただければと思います。
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アフィリエイト広告の規制が強化
「アフィリエイト広告」を規制するため、消費者庁が新たに指針を発表することが明らかになりました。これまでもアフィリエイトに対する向かい風が吹いていましたが、さらに業界を萎ませるニュースが入ってきた形です。
現状で、消費者庁から出てきている内容としては、
・メディアが広告を扱う事業者であると明記する
・広告を扱うコンテンツに「広告」と大きく明記する
・広告主が事前に作成者のコンテンツ内容を確認する
といった指針が出ています。
個人的には、広告だと理解していないユーザー層が極端に多い「Instagram×アフィリエイト」で収益化をしているメディアが一番影響を受けそうな気がしています。
アフィリエイトは「ひとり新規のお客さんを連れてきたら〇〇円払うよ」という感じで、実質的に成果報酬型の「営業代行」です。事業主としても損益をコントロールしやすく、アフィリエイトに依存しているビジネスも相当数存在しています。
ということで、過度なアフィリエイト規制は、アフィエイターだけではなく、事業主にも痛手になるというのが個人的な見立てです。
余談
消費者庁が今年「どの文言が広告に見えるか?」の調査結果を発表しています。
英語やカタカタになると途端に広告だと理解できない人が増える結果となっています。
メディア側からも、ユーザーを守るポリシーが出てきている
あまり日本では大々的に取り扱われていませんが、先週Meta(Facebook)が新しいユーザーポリシーを発表しています。(今のところアメリカ本国限定)
こちらのほうが日本のアフィリエイト規制よりもよっぽど厳しく、
・インセンティブ(日本でいうギフティング)によるUGC投稿
・#PRをつけたUGC風の投稿
がどちらも禁止されることになりました。
Metaが公式に提供している「ブランドコンテンツ(タイアップ)タグは引き続きOK」とのこと。
いずれにせよ、これまで売上成長に使われていた「大量の商品をマイクロインフルエンサーにばら撒いてUGCを生む」というようなグロース手法は、事実上できなくなることとなります。
身も蓋もない話ですが、「良いプロダクトを作れ」という原点回帰にWebの世界もなっていきそうです。
長文コンテンツTwitter Notesがローンチ
140字以上の文字数を投稿できるTwitter Notesがテスト的に米国でローンチされています。
UIは、こんな感じになっているらしいです。
「Twitterから(日本の)noteを開いたのと同じじゃん」と思ってしまいましたが、果たしてうまく行くのでしょうか。
私が今のところ、このthe letterを使っているように、すでに米国ではSubstackをはじめとしたサービスがシェアを確立しています。Twitter Notesに長文コンテンツを載せることは、コンテンツ間の遷移をスムーズにさせるメリットがあるものの、プラットフォーム依存に拍車をかけることになるので、何か有益な執筆者ベネフィットがないと人は集まらない気がしています。
答え合わせは1年後くらいでしょうか。
その他気になるニュース・記事
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2. 今週のマーケティングTopics
マーケティングに役立つ知識や視点、ノウハウをお届けするコーナーです。
知っていたらどこかで役に立つ、折に触れて思い出したい知識をお送りいたします。
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Twitterで半炎上ぎみのフジロックのプロモーション映像について、個人的に思うところを書いていきます。