【Vol53】マーケティング的に言うと、テレビのリーチ力に代わるネットメディアは存在しない

【毎週どこかで配信】マーケターがお届けするビジネスニュースレターです。
エルモ@広告屋 2022.06.20
読者限定

お久しぶりです。

ニュースレターサボっていましたが、今週から再開します!

インタビュー記事:NoCodeについて詳しく聞いてみた!

NoCodeの受託開発、スクールを運営するWalkersのつかささんにNoCodeの最新動向をインタビューさせていただきました!

・プログラミングとNoCodeはどう違うのか?
・NoCodeスキルで稼げるようになるか?

などなど、ぶっちゃけたところを教えていただきましたので、ぜひ読んでみてください。

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1. Weekly Business News

Weekly Business Newsでは、今週1週間の注目ニュースや記事を取り上げます。このコーナーでは、直接的にマーケティング関わる記事だけではなく、いずれあなたのマーケティング活動に役立つ情報・視点を(独断と偏見を交え)お届けます。俯瞰的なモノの見方を身につけ、長期で役立つマーケティングOSを身に着けていただければと思います。

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日本は(いまのところ)世界一安くApple製品が買える場所

一向に円安が止まる気配がありません。

Apple製品も現時点で、M1チップ搭載のMacBook Airが11万5280円から13万4800円に値上げされています。

ただし、この価格、米国の販売価格(ドルベース)で考えると1ドル123円換算で算出されており、米国本国よりも日本のほうがお安くApple製品全般を買える事態になっています。(※いまドル円は135円です!!!)

いつまでこのレートでの価格設定が続くか分かりませんが、インバウンドの開国が進めば、Apple製品の爆買いが起こってより品薄になるかもしれません。

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パナソニックがApple化 

パナソニックが、家電販売店などの流通業者から価格決定権を取り戻すことになりました。

メーカーが流通業者の販売価格を拘束することは、独占禁止法で違法とされている。 一方でパナソニックのスキームは、同社が在庫リスクを負うことでメーカーが直接販売していることになり、販売価格を決めても違法とはならない。

パナソニック側が在庫リスクを背負うことで、販売価格に関してはメーカー側がコントロールする仕組みになっているようです。

身近な例でいうと、Appleが同じような売り方をしています。

日本の家電会社も一社くらいはAppleのようなハイブランド戦略をとって欲しいと思っていたので、私としては応援スタンスです。ただし、ソフトとハードを抑えているブランドが持つAppleブランドの戦い方を、イチ家電ブランドがやっていけるのか不安ではあります。

ちなみに、20代でのパナソニックのブランド認知は5割にとどまる、なんてデータも出てきていたりします

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Youtube Shorts のMAUが15億人に

Alphabetは、YouTube ShortのMAU(月間利用者数)が15億人を突破したと、発表しています。4月時点でのYoutube全体のMAUが20億人だったことを踏まえると、4分の3のユーザーがなんらかの形でショート動画を見ていることとなります。

ただし、YouTube側の収益化、Youtuberへのマネタイズまでは具体的な活路がまだが見つかっていないご様子です。TikTokへの流出対策で、ショート動画に力を入れてきたというのが実情だと思います。

長尺動画に広告が差し込まれるのと違い、短尺動画だと広告の邪魔っぽさが際立ってしまうため、Youtube Shortとしては、どう広告を差し込んでいくのかが、課題になってくるのではないかな?と予想しています。

(※TikTokはすでに広告を出し始めていますが、YouTubeの規模と比べると金額はかなり小さいです)

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ビッグテックの動向がほぼすべてとなった広告業界

アドテク会社フリークアウトのCEO本田氏が、自社社員向けに社内総会で話した内容をまとめたnote。

社内向けの話をオープンにしていただけるのは凄くありがたいですし、ここ数年の広告覇権争いの流れを理解するにはすごくわかりやすいコンテンツになっています。

広告主としてAppleがGoogleとFacebookに喧嘩を売り、その結果、相対的にAmazonのポジションが上がってきている。その流れが、実に分かりやすくまとめられています。

本noteにも書かれているとおり、いまの広告ビジネスは、「ビッグテックが嫌がること」または「小さくても確かな市場を見つけ出すこと」が勝ち筋であり、日本の大企業ですらもはやスモビジ思考で市場を取っていく立場にあるのでは?と、個人的には感じています。(夢がない話ですみません)

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その他気になるニュース

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2. 今週のマーケティングTopics

知っていたらどこかで役に立つかもしれない、マーケティングの小話をお送りいたします。

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今回は、あらためて「テレビ(地上波番組)の効用」について、個人的な意見をまとめておきます。

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