【Vol.60】Marketing Media Lab
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「キーエンス解剖 最強企業のメカニズム」「ストーリーとしての競争戦略」あたりはとくにおすすめです。
では、今週のニュースレターです!!
1. Weekly Business News
Weekly Business Newsでは、今週1週間の注目ニュースや記事を取り上げます。このコーナーでは、直接的にマーケティング関わる記事だけではなく、いずれあなたのマーケティング活動に役立つ情報・視点を(独断と偏見を交え)お届けます。俯瞰的なモノの見方を身につけ、長期で役立つマーケティングOSを身に着けていただければと思います。
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2022年 日本の広告費が発表!
電通より、2022年日本の広告費が発表されました。
実は日本の広告費、リーマンショックでガクっと落ちて以降、2007年の市場規模水準までたっしていなかったのですが、昨年は2007年以来の7兆円市場回復となりました。
その内訳は大きく変わっており、デジタル広告単体で3兆円と、インターネット広告費の伸びに下支えされている結果となっています。
数年前に「ネットがテレビを超えた」と言われていましたが、実はすでにマス4媒体の合計広告費をネット広告単体が上回っている状況です。
ただし、「ネット広告市場がバブっているか?」と聞かれたら、その感覚は僕個人にはあまりありません。ネット広告の媒体社が、実質プラットフォーマー数社の独占、その代理・仲介業に多くのプレイヤーが参入しており、成長率以上に参入社が増えてレッドオーシャン化しているのが実情だと思っています。
参考:詳細の広告費内訳も載せておきます。
大手化粧品メーカーの通期決算が続々と発表!
大手化粧品メーカーの通期決算が続々と発表されています。
化粧品ビジネスは、他のビジネスと比べて粗利率が大きく、マーケティングにコストをかけやすい商売と言われています。(※水を高値で売る商売なんていう人もいます苦笑)
WEB広告で収支が合う数少ないカテゴリーでもありますし、そのカテゴリーのトップ企業がどういった動向なのか?、マーケターとしてはぜひとも抑えておきたいところです。
ぜひニュースレター読者のみなさんに、各社の決算説明資料をパパッと見ていただきたいです
各々で発見があるのではないかなと思います。
各社決算資料を載せておきます。
資生堂:2022年実績(1-12月)
コーセー:2022年12月期 決算説明会資料
ポーラオルビス:2022年12月期 決算補足資料
ロート製薬:2023年3月期 第3四半期(4月1日~12月31日) 連結決算の概要(こちらは第三四半期)
ということで、個人的なハイライトを2スライド抜粋してご紹介。
まず、こちらはポーラオルビスが掲載している化粧品市場全体の動向です。
注目していただきたいのは一番右側の、国内化粧品市場全体のグラフです。コロナ前と比べて市場がドカっと落ちてしまっており、当時の規模に戻る見通しはいまだに立っていません。ちなみに、最大手資生堂の国内売上はコロナ前比30%と大きく落ち込んでいます。
インバウンド需要が消え、マスク生活が続いている影響は計りしませんね。。
市場全体のパイが落ちている中で、増収増益で伸び続けている企業がロート製薬です。
ありがたいことに、各ブランドごとの売上も公開されています。
コロナ禍で高級化粧品の需要が落ちたなかで、比較的安価でドラッグストアで手に入る商品が大きく売上を伸ばしているということだと、個人的には捉えています。
特に伸びている商材(メラノCCや日焼け止め)が、どのように店頭で取り上げられているのか?、ぜひ最寄りのDSでフィールドワークしてみてください。
実態の観察こそが最強の一次情報です!