【Vol.7】Marketing Media Lab

ビジネスやマーケティングに役立つ記事やノウハウをお届けするニュースレター「Marketing Media Lab」第7号です。
エルモ@広告屋 2021.03.20
読者限定

こんにちは。今週は、個人的にメチャクチャ忙しい1週間でした。というわけで、今週のコンテンツはややゆるめの内容です。今週も週末のインプットにどうぞ!

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Marketing Media Lab 
Vol.7
( 2021年3月20日発行 )
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1. Weekly Marketing News

Weekly Marketing Newsでは、今週1週間の注目ニュースや記事を取り上げます。このコーナーでは、直接的なマーケティング記事だけではなく、いずれあなたのマーケティング活動に役立つ情報・視点を(独断と偏見を交え)お届けます。俯瞰的なモノの見方を身につけ、長期で役立つマーケティングOSを身に着けていただければと思います。
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ファミリーマートがPBファッションをスタート

なんと、ファミリーマートが、自社アパレルブランドを扱うようになるようです。

「コンビニでアパレル?!」という感じですが、ファミマとしては新しいスタンダード作りにチャレンジする形。

1年半前、沢田貴司社長(現副会長)に声をかけていただいた時、『コンビニでおにぎりが買えることは革命的だった。最初はみな疑問を持っていたけれど、おにぎりはコンビニで買えばいい、という文化が生まれた。次は服や日用品をコンビニで買う、という新しいライフスタイルを作ることにチャレンジしたい』という話をお聞きしたんです。それにしびれて、ぜひ、やらせていただきたい、と即答でした。

マーケター視点で言うと、大きく・深いニーズに商品をぶつけるのが王道です。

セブンの冷凍食品が売れている理由も、「スーパーではあまり売っていない一人前の冷食を気軽に買いたい」というドデカいニーズに良い商品をぶつけているからです。

一方で、ファミマのチャレンジは、まだほとんど顕在化していないニーズに解決策を提供する施策になるので、上手くいくのかなぁと半信半疑だったりします。

食品は、1日に3度「欲しい」のニーズが生まれますが、アパレルはそれほど高頻度ではありません。購買頻度がモノをいうコンビニビジネスでアパレルが突破口になるのか?、注目です。

ZOZOコスメがスタート!

 ついにZOZOTOWNでコスメブランドの取り扱いがスタートしました。これ、マーケターはぜひ頭に入れておいてほしいニュースです。

コスメは全マーケットの中でも花形商品。百貨店に行けば、化粧品コーナーは必ず一階にありますよね?

これどういうことかと言いますと、コスメはニーズが大きいと同時に、お店に人を呼ぶ撒きエサ的な機能も兼ね備えているんです。(言葉がダイレクトすぎですが・・・)

いまネット百貨店に近づいているZOZO TOWNがコスメに着手したというのは、それだけのビッグニュースだと捉えたほうがいいです。

実際にWEBでコスメを売っているブランドからすると、自社EC、Amazon、楽天と売り場が分散していたところに、さらにZOZOコスメという売り場が登場した状況となります。

ブランドマーケターとしては、ケアすべきタッチポイントがまた一つ増えてしまったわけですが、これはZOZOコスメを経由してセールスを拡大するチャンスでもあるかもしれません。

いまなら全員1000ポイントもらえるようなので、売り場の確認がてら、ぜひZOZOコスメのサイトを訪れてみてください。

中田敦彦さんが顔出しを引退

Youtuberの中田敦彦さんが顔出しを引退するニュースについて。

個人的に、ビジネス系Youtuberに関しては、顔を出さず概念化していくのがベストプラクティスだと思います。

実際、ビジネス系Youtuberでトップを走っている、サラタメさん、両学長、仮メンタリストえるさんは、匿名アイコンですがなに一つ問題なく、多くのファンをお持ちです。

ユーザーは、彼らが発信する知識(情報)やオピニオンに対して集まっているので、顔や名前がもたらすポジティブインパクトはほとんどないわけです。

裏を返すと、顔出しが必要なキャラは容姿や芸風で集客している場合に限ると思います。

今の中田さんの発信内容は、明らかに知識・オピニオンに寄っているので、顔出しを引退してもほとんど無風なんじゃないかなと思います。一時的に集客力が落ちていても、継続していたら、ユーザーも「概念版中田敦彦」になれるのではないでしょうか?

また、別の視点で、自分のキャラを概念化させると歳を取らずに済むというメリットもあります。たとえば、ミッキーは30年、50年経っても同じミッキーのままです。

僕の予想ですが、これから概念化に上手く成功した人は、中の人が入れ替わりながら、100年、200年続くキャラクターになっていく気がします。デジタル化した世界では、人間がバーチャルの中に入り込んでいくので、人間の存在がバーチャルのルールに従うことになっても、何一つおかしな話ではありません。

けんすうさんの「アイコン論」も面白いので貼っておきます。

「bosyu」サービス終了に見るネットサービスの難しさ

https://caster.co.jp/810
https://caster.co.jp/810
「bosyu」は、TwitterやFacebookのつながりを活用したソーシャル募集サービスです。2018年4月のサービス開始以降、すでにアカウント数1万以上、5000件以上の応募が発生しています。SNS上で募集することに特化しており、タイトルと本文を入力して発行されたURLをTwitterやFacebookに投稿することで簡単に募集することができます。

 ソーシャルを通して、人を集める「bosyu」のサービスクローズが発表されました。私自身は、このサービスを使ったことがないのですが、よくtwitterのタイムラインで「bosyu」を使って仲間を集めている方を見かけていたので、個人的にも馴染みのあるサービスでした。

最近は、NoCodeなどで超簡単にWEBサービスを出せる一方で、マネタイズまでたどり着くのは至難の業だと痛感します。

もっと具体的にいうと、メディア事業(つまり広告ビジネス)以外で、ネットサービスでマネタイズを実現するのは、結構ハードルが高いなと。

まずもって、人は「お金を払う」ことに懐疑的なので、新しいサービスにはほぼお金を出したがりません。気軽にお金を払うケースは、今お金を払って手に入れている商品がもっと安く手に入る場合。これはメルカリが典型ですね。

逆に、よく思いつくビジネスアイデアで「マッチングサービス」がありますが、あれはかなりの高単価じゃないと上手く行かないと思います。というのも、商材(カテゴリー)にもよりますが、マッチングのたびに顧客が抜け落ちていく構造になっていると、永遠と新規集客をする必要があり、マネタイズ視点でもサステイナブルなビジネスモデルになっていません。普通の商売はお客さんを集めたあとにアップセルをして顧客単価を上げていくことを考えると、マッチングサービスのビジネス構造は真逆になっています。

 業界全体でマッチングサービスで上手くいっているのは、出会い系のマッチングアプリですね。ただ、あれは例外中の例外で、顧客の回転数が高い上に、人が戻ってくることを前提にしているので、マッチングサービスの中でも珍しく儲かっているのだと思います。笑

インターネットで稼ぐのは簡単になったとはいえ、WEBサービスを作って実際に稼ぐのは相当難しいよねって話でした!

「子ども版インスタ」を開発

Facebookが子ども版のインスタグラムを開発するようです。

保護者がアカウントを管理できるようになり、Facebook側としては、「安心してソーシャルメディアを使っていただける」とのことです。

自分にも子供がいるので、できるだけ安全な形で子供にはSNSを使って欲しいと思っているわけですが、このニュースに関しては、「幼少期から新規顧客を囲い込む」素晴らしい打ち手にしか見えないのはここだけの話です。笑

顧客理解の解像度をあげるのは、セグメントではない

松本健太郎さんの「顧客の解像度を高めるには?」という良noteを紹介。

(毎週のように「顧客理解」の記事を取り上げている気がしますが、究極的にマーケティングとは、他よりもお客さんを深く理解し、相手が受け取りやすい形で価値(商品)を届ける行為なので、「顧客理解」については語っても語り尽くせません。ご了承ください。)

「顧客理解とは何なのか?」をめちゃくちゃ分かりやすく言い表した表現がこちら。首がもげます。

私の場合は「大阪府出身」「港区おじさん」「大学院卒」「30代」「未婚」「犬2匹」「愛妻家」「猫背」「アフターヌーンティーに行く」「小田原に行く」「一休よく使う」でラベリングできますが、おおよそ皆さんのイメージする松本健太郎像と紐付かないはずです。

こうしたセグメントを、私は「解像度が低い情報」と呼びます。特定の消費者の顔が見えない情報です。
(※ここで言う「顔」とは、特定の個人を明らかにする「顔」という意味では無く、どちらかと言えば人柄・思考であることは明記しておきます。

「(妻)に怒られるのが怖くて仕事は19時に切り上げて残りは家でやる人」
「(妻)と月1回のホテルラウンジのアフターヌーンティが楽しみ」
「(妻)がほろよい大好きでお互いの休みの前日は一緒に飲む」
「(妻)と温泉に行ってホッコリするのが好き、でも犬のことが心配で早く帰っちゃう」みたいな情報があってこそ、顔(人柄・思考)が分かります。

こうした情報を、私は「解像度が高い情報」と呼びます。特定の消費者の顔が見える情報です

つまり、セグメントで区切って顧客を理解しようとしても、「モノが実際に売れる打ち手」は思いつけないんですね。

ここからは持論ですが、「解像度が高い情報」=「顧客の具体的なお悩み」と考えるといいです。人がお金を払うとき、必ず何かのお悩みを解決したい、お悩み解決への期待感にお金を払っています。(ココ、期待感というのが重要です←)

■顧客理解の解像度を上げてやるべきこと
1.相手が抱えているお悩みを理解する
2.お悩みを解決する魅力的な商品に見せる

 (スポットライトの当て方を考える)

マーケティング思考は、1⇆2を永遠と行き来することで養えるモノだと思います。

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2. マーケティングの引き出し

マーケティングに役立つ知識や視点、ノウハウをお届けするコーナーです。
知っていたらどこかで役に立つ、折に触れて思い出したい知識をお送りいたします。
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