【Vol39】Marketing Media Lab

【毎週週はじめと週末の2度配信】マーケターがお届けするビジネスニュースレターです。
エルモ@広告屋 2022.02.08
読者限定

こんばんは。エルモ

週初め、奇数号のニュースレターです。

先週と今週は怒涛の決算ウィークとなっています。

色々な業界のビジネスモデルを知る良い機会なので、ぜひ検索してみてください。

ちなみに私は、バフェットコードさんが無料で提供されている検索ツールを使って決算資料を探すことが多いです。メチャ使いやすいのでオススメです。

では、今週のレターです。

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1. Weekly Marketing News

Weekly Marketing Newsでは、今週1週間の注目ニュースや記事を取り上げます。このコーナーでは、直接的なマーケティング記事だけではなく、いずれあなたのマーケティング活動に役立つ情報・視点を(独断と偏見を交え)お届けます。俯瞰的なモノの見方を身につけ、長期で役立つマーケティングOSを身に着けていただければと思います。

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Facebookの株価が暴落。初のDAU減少が意味することとは?

売上高が前年同期比20%増の336億7100万ドル。
純利益が同8%減の102億8500万ドル。

減益は10四半期ぶりだそうです。

この決算を受け、株価は一時20%の暴落を記録しています。

株価暴落と別軸で、注目すべきは「初のDAU減少」です。一日当たりのアクティブユーザーが、Facebookの歴史上はじめて減少に転じています。。

なお、おなじ画像コンテンツを中心としたソーシャルメディアPinterestは、1年前からすでにユーザ数減少に転じています。(※それでも株価は好調ですが。)

この傾向を見るに、Facebook、Pinterestに代表される「テキスト+画像」コンテンツ時代の終焉を感じます。ちなみにFacebookとSnpchatは、未来のソーシャルメディアはTikTokのような形になるだろうと公言している。そんな内容が、下記記事でまとめられています。

大局的には「テキスト→画像→映像」流れがあり、そのトレンドが顕著になってきたということなのだと思います。

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Amazonは、新たに収益源に広告ビジネスを得る

アマゾンは2月3日の決算で、昨年の広告収益が310億ドル(約3兆4,482億円)を超えたと発表しています。

この広告収益がどれほどスゴイかというと、Twitter社の2020年広告収益が37億ドル。私が大好きなTwitter社の広告収益の10倍近いお金をAmazonは広告だけで稼いでいるわけです。

なぜ、これだけ広告収益を取れるかというと、極めて「購買に近いところ」の枠を抑えているからに他なりません。

エンタメを見ている人と、スーパーで商品を探している人では、モノを買うハードルが圧倒的に違います。総じて、ユーザーに不快感を抱かせることなく、効率よく広告収益を得ていると言えます。

冒頭で紹介した記事には、以下のように書かれていて、たしかに「課税」の側面も大きいなと感じます。

アマゾンの広告ビジネスはマーチャントへの「課税」の側面を持っている。マーチャントは商品を顧客の目に触れるようにするために手数料を取っているといえるだろう。
〜中略〜
そして、消費者の中には、買い物に関連する検索をGoogleではなくアマゾンで行う消費者も数多くいるほど、デジタル消費行動の中心地となっている。アマゾンは今後も広告という名前の「課税」を積極的に行っていくだろう。
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New York Timesの有料購読者数が1000万人を突破

New York Timesの有料購読者数が1,000万人を突破しました。2025年までに達成したいKGIに、3年前倒し到達したことになります。

年別の有料購読者数の推移と内訳は以下のようになっています。

直近数年は、買収もあって、ニュース以外のコンテンツが増えていることが分かります。基本的に「ビジネス系」のパイは小さいので、エンタメ寄りの領域をこれから攻めていくのだろうなと思います。

The Times also announced a new goal on Wednesday: It will aim, it said, to have at least 15 million subscribers by the end of 2027.

この結果を受けて、New York Timesは2027年までに1,500万人の有料購読者数を目標に掲げています。これまでの勢いを踏まえるとやや低めな目標な気もします。

ちなみに、日本で成功事例と言われている日経新聞の有料購読者が76万人。

言語の違いもあり、価格も大きく異なります。NYT17ドル、日経新聞4,277円と、NYTの有料購読がお手頃に感じますね。規模の大きさは、巡り巡ってお客様にもベネフィットを与えるのです。

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デジマの拠り所

月商100~300万円規模のブランドが、デジタルマーケティングでやるべきことをまとめた記事です。

「メディアやインフルエンサーに営業をかけよう」という小ネタは必読です。(小ネタなのですが、めちゃくちゃ重要)。

個人的な関係性にかぎりなく近いネットワークでビジネスにレバレッジをかけるのが、小規模ビジネスの突破口。金銭的なコスト以外を投資して、リターンを得る。そんな発想が重要になってくるのだと思います。

その他気になるニュース・記事

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2. マーケティングの引き出し

マーケティングに役立つ知識や視点、ノウハウをお届けするコーナーです。

知っていたらどこかで役に立つ、折に触れて思い出したい知識をお送りいたします。

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今日は、「コンテンツ・レッド・グロース(Content Led Growth)」という概念を紹介します。

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