【Vol27】Marketing Media Lab
こんにちは、エルモです。
今週は、告知からスタートさせてください。
先週の雑談コーナーで紹介した「コミュニティ付きの有料Webマガジン」をnoteのサークルでスタートします。
その名も「Marketing Media Lab Premium」です。

基本的に、コンテンツはこのニュースレターの延長。より個人的な視点や見解を加えて、月に10-20本のショートコラムの形でお届けしていきます。
表ではなかなか語れない本音やマネタイズ話についても、お話しできたらと思います。
ちなみに、このサークルに参加しても、3ヶ月で突然月100万円稼げるようになったり、フォロワーが1万人増えるなんてことはまずないと思います。「すぐに稼げる」「すぐにうまくいく」ネタをお求めの方は参加をご遠慮ください。
ただ、このサークルをうまく運営して、面白い読者さん同士が繋がったり、参加者のビジネスがスケールするきっかけになればいいなと思っています。
まずはテスト的に3ヶ月間、2021年12月まで運営してみます。
コミュニティ運営のPDCA過程(僕自身はじめてですのでw)や真にやりたい狙いも公開していくので、プロセスエコノミーとして楽しんでいただけたらと思います。
月額980円、1コラムあたり約50円です!ご参加をお待ちしております!
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Marketing Media Lab
Vol.27
( 2021年10月5日発行 )
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1. Weekly Marketing News
Weekly Marketing Newsでは、今週1週間の注目ニュースや記事を取り上げます。このコーナーでは、直接的なマーケティング記事だけではなく、いずれあなたのマーケティング活動に役立つ情報・視点を(独断と偏見を交え)お届けます。俯瞰的なモノの見方を身につけ、長期で役立つマーケティングOSを身に着けていただければと思います。
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TikTokがBASEと提携を発表!
先週、TikTokがネットショップ作成サービス「BASE」との提携を発表。
これまでTikTokは、ユーザーのエンゲージとリーチに特化していましたが、また一つTikTokプラットフォームに新しい経済が組み込まれることになります。
ただ一方で、「ネットショップはどこに力を入れるべきか」問題はさらに加熱しそうです。これまでのECモール(楽天、Amazon)に加えて、メルカリ、BASE、さらにはShopifyまであり、限られたリソースをどこに当てるか、販売者の戦略とセンスが問われますね。
ここからは少し余談ですが、先月TikTokのMAU(月間アクティブユーザー数)が10億人を突破しています。

https://www.axios.com/tiktok-hits-1-billion-users-cacffea9-ed38-4824-8527-0e62938ac1b9.html
サービスローンチからMAU10億人に達した時間は、他の主要ソーシャルメディアと比べて短く、いかにTikTokがスピーディに成長してきたかが分かると思います。
(逆に言えば、競合ソーシャルメディアが成熟している以上、これくらいのグロースじゃないと追いつけないとも取れるかもしれません)

ちなみに、「TikTok=エンタメ」と見られがちですが、中国本国では「ビジネスインフルエンサー」が稼ぎ頭の一つになってきているようです。
日本も時間の問題でしょうし、まだまだTikTokの勢いは止まりそうにありません。
Instagramのアフィリエイトプログラムの紹介手数料がリークされる!

Instagramが北米の32ブランドに対して、アフィリエイトプログラムをテスト的に提供しています。そして、売上の何%がインフルエンサーにコミッションとして支払われていたかがリークされています。笑
どこも有名ブランドばかり。アバクロやZARA、ホリスターなどが導入しており、インフルエンサーへのコミッションは10~20%となっているようです。
本格的にプラットフォーム側が独自アフィリエイトプログラムを運営するとなると、割りを食うのは仲介業者であるASPや広告代理店ですね。
ブランドとインフルエンサー、プラットフォームがそれぞれ直接繋がるようになり、いよいよ、仲介業者の仕事がなくなってきます。もちろん、キャスティングの手間やインフルエンサーの選定の仕事は残るでしょうが、大局的な動きとしては「仲介者」不要がメガトレンドです。
外部支援マーケティングで飯を食わせてもらっている私としては、耳が痛い話です....
ECショッピングは全国ではなく、世界から買う時代
Z世代総研が、Z世代のお買い物のオンオフ事情についてレポートをしています。(調査母数も少なく、その信憑性はなんとも言えないところ)
今回取り上げたいのは、最近の若い人はナチュラルに海外ECを使っているという点です。
n1の観測範囲ですが、私の妻(Z世代ではないです)も中国ECで頻繁に買い物をしていて、AliExpressの箱がよく家に届きます。笑
話を聞いたところ、アパレルブランドによっては中国から既製品を輸入してそれを自社ブランド扱いで販売しているケースが多々あるよう。その場合、もともと商品を扱っている中国から買えば同じ商品を7-8割引で買えるとのことでした。
インスタグラムには、そういうお得情報を発信しているアパレル界隈が数多くあるらしく、その方々を参考にしているだそう。
消費者が賢くなりすぎて、モノ売り側としては大変になってきているという、ちょっとした小話でした。
ただ、真面目な話をすると、翻訳ツールやロジの発達で、「EC=全国大会」から、「EC=世界大会」に変わっていく覚悟はしていた方が良いと思います。
その他、気になったニュース・記事
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2. マーケティングの引き出し
マーケティングに役立つ知識や視点、ノウハウをお届けするコーナーです。
知っていたらどこかで役に立つ、折に触れて思い出したい知識をお送りいたします。
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今回は、「既存のモノを売る」話ではなく、「売れるモノを作る」という視点でお話ししたいと思います。
ビジネスデザイナー濱口秀司さんが自著「イノベーションの作法」で、ビジネス作りのフェーズにおける自由度と資源配分を以下のように表現しています。。

「イノベーションの作法」より転載
簡単にいうと、「コンセプト設計」「戦略策定」フェーズほど自由度が高く、いざ実行段階になると予算は増えるものの制約条件が多いという話です。
世の99%のマーケティング業は、この実行フェーズで苦心しているのではないでしょうか? 自由度が低い中、「生まれてしまった商品」をどうにか売り切るために、あの手この手を使って試行錯誤していると言えます。
今日の本題は、このフェーズのずらしで、マーケターも少し発想を変えてみた方がいいんじゃないか?という話です。
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