【Vol37】Marketing Media Lab

【毎週どこかで配信】マーケターがお届けするビジネスニュースレターです。
エルモ@広告屋 2022.01.28
読者限定

ニュースレター読者のみなさま、明けましておめでとうございます。

2022年、最初のMarketing Media Labニュースレターとなります。

本年も、(今週からは)週に1回のレターをお届けする予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

具体的なイメージはなにもないのですが、ニュースレターにスポンサーがついたり、誰かとコラボ企画をやったり、これまでのコンテンツはおさえつつ、新しいチャレンジをニュースレター内でやっていけたらと考えています。

「ウチのサービスおもしろいから取り上げてよ!」って話も大歓迎です。

無料PR媒体(※面白ければ)として私を使い倒していただければと思いますので、ぜひご連絡ください。

それでは、今週のニュースレターです。

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1. Weekly Marketing News

Weekly Marketing Newsでは、今週1週間の注目ニュースや記事を取り上げます。このコーナーでは、直接的なマーケティング記事だけではなく、いずれあなたのマーケティング活動に役立つ情報・視点を(独断と偏見を交え)お届けます。俯瞰的なモノの見方を身につけ、長期で役立つマーケティングOSを身に着けていただければと思います。

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PR TIMESの業績が好調!

PR TIMESの四半期決算報告がありました。

売上高:36億800万円
営業利益:15億2000万円
営業利益率 42.1%
経常利益:15億1800万円
純利益:10億4400万円

過去最高の売上、営業利益で着地しており、営業利益率も脅威の42.1%です。

広告プラットフォームやメディア業は、原価がかからないので利益体質のビジネスモデルですが、その中でも突出した成績だと思います。

ただし、個人でやる分には利益パフォーマンスが高いコンテンツビジネス業も、法人レベルで自社コンテンツを作って利益を出すのは至難の業です。(新聞社各社がネット単体でビジネスを作り上げていないことからも明らか)

そんななかで、PR TIMESさんは、PRという切り口でクライアントと媒体者、ひいては生活者をつなぐ役割を担われています。自社で大規模なメディアは開発せずに、既存媒体者と協力しながら、リーチの最大化を実現している最高の事例ではないでしょうか。

ちなみに、現状で協力媒体者の数は11,814。上場企業の3,893社のうち1,919社が利用している状況。

今からPR TIMESをゼロから作って追走しても意味がないでしょうが、ひと捻り加えたメディア業で「競争優位性」×「高利益体質」の二兎を追うスタイルは、ぜひとも参考にしたいところです。

ココナラのTVCM投資について

スキルシェアサービスのココナラが決算を発表しています。

決算資料説明の中で、ココナラのTVCM投資に対するスタンスが、非常に参考になったのでご紹介します。

ココナラは、2020年度第4期より、TVCMへの投資を行っています。ココナラとしても、TVCMへの投資は、他の広告宣伝費(主にWEB広告と見られます)と比べても予算が大きく、CM出稿期は営業利益がマイナスとなっています。

しかし、「CM投資予算を除いた修正後営業利益」という指標では、常に黒字を維持しています。当たり前に聞こえるかもしれませんが、身の丈を越えた、後戻りできない形でのCM投資と言った事例も枚挙にいとまがありません。

CMを取りやめればすぐ黒字に戻れる状況を把握・作って置くことは、基本のキとして改めて重要だと感じた次第です。

Z世代のSNSに関する消費行動調査

こちらの記事では、Z世代のSNSとの向き合い方、消費行動の調査結果が発表されています。

「10代はTwitterをやっていない」「TikTokばかりやっている」という話を聞いたりしますが、実態としてはまだまだTwitterとInstagramのシェア率が高いようです。

また、Z世代においても、消費行動のきっかけはInstagramとTwitterがトップ2となっています。「商品が売れる」マーケティング視点では、この2つのソーシャルプラットフォームはほぼ全世代で強いという証左かと。

いまのところTikTokはエンタメに全振りしているところがあるため、「ライブコマースで売れる」を除けば、まだまだTikTok×マーケティングに投資を一本化する時代はやってこないと、個人的に感じています。

ただし、エンタメ→ビジネス寄りに裾野が広がっていくのがメディアの歴史なので、いずれTikTokにコマースが移り変わっていくのも間違いありませんが、これから数年はプラットフォーム横断・分散の時代になるでしょう。

NIKEとAdidasの打ち手を俯瞰するnote

こちらは、これまでのAdidasとNIKEのブランド戦略の変遷をまとめた記事です。私はどちらかというとNIKEファンでして、Adidasが数年前まで爆発的に売れていたこと自体知りませんでした....笑

「NIKEがテクノロジー企業になりつつある」というのは本当にその通りで、今後どのようなガチDXな打ち手が展開されて来るのか楽しみなところです。

その他気になる記事・ニュース

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2. マーケティングの引き出し

マーケティングに役立つ知識や視点、ノウハウをお届けするコーナーです。

知っていたらどこかで役に立つ、折に触れて思い出したい知識をお送りいたします。

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