【Vol32】Marketing Media Lab

【基本は毎週月曜19時配信】マーケターがお届けするビジネスニュースレター第31号です。
エルモ@広告屋
2021.11.16
読者限定

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Marketing Media Lab 
Vol.32
( 2021年11月16日発行 )
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1. Weekly Marketing News

Weekly Marketing Newsでは、今週1週間の注目ニュースや記事を取り上げます。このコーナーでは、直接的なマーケティング記事だけではなく、いずれあなたのマーケティング活動に役立つ情報・視点を(独断と偏見を交え)お届けます。俯瞰的なモノの見方を身につけ、長期で役立つマーケティングOSを身に着けていただければと思います。
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メルカリの「異常な広告宣伝費割合」がついに落ちてきた

www.nikkei.com

こちらは、メルカリの広告宣伝費と売上に注目した日経新聞の記事。

メルカリはネット企業の典型的な成長軌道を描き、支出となる広告宣伝費は一定に保ちながら、売上を急拡大させていると書かれています。

以下が、メルカリの売上高と広告宣伝費、広告宣伝費比率の推移です。

売上高に占める広告宣伝費比率は17年6月期は64%だったが、21年6月期は30%に低下した。広告宣伝費が大きく減少したわけではない。21年6月期は314億円で、17年6月期の141億円から約2倍になっている。だが、売上高がこれを上回るペースで伸び、220億円から1061億円と約5倍となった

2017年に限ってみると、売上に対する広告費割合は60%以上。いかにメルカリがシェア獲得のために予算を投じていたかが分かると思います。

この巨額投資を実施した過程で、ラクマやフリル、LINEモールなどのCtoCフリマアプリは第一線から脱落しました。

つまり、勝者総取りの市場構造になっていたからこそ、メルカリは異常な広告宣伝費を投じてまでシェア獲得を急いでいたともいえます

ここからは余談ですが、いまスタートアップバブルが日本にも来ています。どこもかしこも資金調達に成功し、そのお金の多くは人材やテクノロジー投資に費やされていますが、一部はシェア獲得のため広告宣伝費に向かっています。

これからフリマアプリ市場で起きたことが各スタートアップの市場で起きると思っていて、スタートアップの生き残りをかけた戦いが始まり、広告代理店には新しいマネーが流れ込んでくると予想しています。

すでにTVCMもスタートアップサービスが増えていますしね。

これまで大きな広告代理店は、小さい企業とは仕事をしないというスタンスだったと思うのですが、ネクストメルカリがクライアントになるなら、話が変わってくる。

そういう風に、一巨大クライアントとして、スタートアップと代理店がタッグを組む事例がたくさん出てくるんじゃないでしょうか。

それくらい、最近のスタートアップの資金調達「額」はインパクトが大きいです。

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ふつうのお菓子をまとめたら売上40億になった事例

netshop.impress.co.jp

こちらは、海外向けにお菓子のサブスクリプションサービスを展開し、売上40億円を突破した「ISHIGO」の紹介記事です。

ISHIGOさんは、厳選されたお菓子をまとめて、海外のお客様に販売しています。その数、月におよそ1万セット。

商品ラインナップを見ると、厳選とはいうものの、一般人の私たちでも普通に買える商品が詰め込まれています。

イチ消費者の感覚としては、「こんなのに付加価値がついて売れるの?w」です。

https://tokyotreat.com/
https://tokyotreat.com/

競争がし烈な国内マーケットを避けて、強みとなる「日本の文化や体験」を必要としているユーザーに届けた秀逸な事例だと思います。

需要は多いものの、供給が少なかった(なかった?)市場に、キュレーションという付加価値をつけて、新しいプロダクトを供給されているわけです。

また、ひとつの競争優位性に、マーケティング担当者が全員外国人であることも挙げています。

マーケティングを担うスタッフは全員外国人。
「日本人が1人も行っていないのが競合や他の日本企業と異なる点」。日本人が好きな写真や動画のスタイルがあるように、住んでいる国や地域などによって好みやスタイルが異なる。「外国人へマーケティングするには、日本人がやるよりも外国人マーケターが行う方がマッチしている」(近本社長)

ただでさえ大変な越境ECのオペレーション。そこに加えて、あえてマーケターを全員外国人にしたことは、一見すると教育コストがかかったり、円滑な業務進行に支障がありそうですが、むしろ外国人マーケター登用こそが、このサービスが突き抜けた要因となったよう。

小資本型のスモール、ミドルビジネスでもグローバルメンバーで戦っていける事例としても、非常に参考になりました。

※個人的に、もうひとつ越境ECに注目している点がありまして、そちらは「今週の雑談コーナー」に記載しています。

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Airbnbはコロナ前の売上、利益を超えるパフォーマンスに

strainer.jp

Airbnbが四半期決算を発表。増収増益で着地しています。

しかも、単なる増収増益ではなく、過去最高売上、最高利益になっている模様

CEOのブライアンチェスキー氏は、「需要回復よりも何か大きなことが起こっている」と言います。

その何かとは、アフターコロナになって「世の中の働き方、人の動き」が変わり、これまでと違った需要で売上が立ち始めているとのこと。

米国や欧州では、ワークフロムホームやワーケーションのニーズの受け皿をAirbnbが担っているということなんでしょう。

日本にいるとなかなか想像し難いですが、欧米ではすでに経済がアフターコロナに突入していますし(アメリカに住んでいる友人は、旅行に行きまくっているw)、これからさらに新しいニーズ(と市場)が各所で生まれてくると見ています。

既存企業以外が新しいニーズの受け皿になると面白いのになぁと思う今日この頃です。

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【その他】気になる記事、ニュース

digiday.jp
www.tokyo-np.co.jp
news.yahoo.co.jp

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2. マーケティングの引き出し

マーケティングに役立つ知識や視点、ノウハウをお届けするコーナーです。
知っていたらどこかで役に立つ、折に触れて思い出したい知識をお送りいたします。
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今週の「マーケティングの引き出し」コーナーは、先日放送された「日曜日の初耳学」をピックアップ。

なんと、ゲストはあの森岡毅さん。

書籍で彼のノウハウや意見を目にすることはあっても、映像でインプットする機会はなかなかありません。そんな貴重な番組を見た、私の個人的な感想を書いていきたいと思います。

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