【Vol23】未来予測の精度を上げるマクルーハンの「メディアの法則(テトラッド)」とは?
こんにちはエルモです。
これまで曜日別・時間別でテスト配信を続けていましたが、どうやら私の読者さんは夕方以降の配信の方が開封率が高いご様子。
私としても週末にじっくり文章を書いて週明けにお送りするスタイルが良いので、これからは毎週月曜18時にニュースレターをお届けしていこうと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
本題に入る前に、、、
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「Zero to One」「敗者のゲーム」「ビジョナリーカンパニー」「リーンスタートアップ」などド定番の名著が軒並みセール対象になっているので、ぜひチェックしてみてください。
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Marketing Media Lab
Vol.23
( 2021年9月6日発行 )
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1. Weekly Marketing News
Weekly Marketing Newsでは、今週1週間の注目ニュースや記事を取り上げます。このコーナーでは、直接的なマーケティング記事だけではなく、いずれあなたのマーケティング活動に役立つ情報・視点を(独断と偏見を交え)お届けます。俯瞰的なモノの見方を身につけ、長期で役立つマーケティングOSを身に着けていただければと思います。
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スマホシフトの次に来る大波「メタバース」
日経新聞が「メタバース」について、わかりやすくまとめています。
メタバースは、「超越した」を意味する「メタ」と、ユニバース(世界)の一部「バース」を掛け合わせた造語で、ネットの仮想空間で自由に交流できる世界を意味します。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB239WW0T20C21A8000000/?unlock=1
いまメタバースが注目されている一番の理由は、Facebookが経営資源をメタバースに投ずると宣言したからでして、これからベータ版のサービスが大量に出てくることを楽しみにしておきたいところです。
記事では、「これまでFacebookが急成長を遂げてきたのはモバイルシフトにうまく乗っかったからであり、ユーザーの変化にうまく対応できるFBが今度はメタバースへの準備を始めた」と書かれています。
ちなみに、メタバースは人の知覚体験をよりディープにさせ、既存のネット以上に経済規模が大きくなると考えている人もいるようです。
インターネットが商圏をローカルからグローバルに変えた横の自由展開だとしたら、メタバースは深さの拡張と言えるかもしれません。
我々一市民のメタバースへの準備・乗り換えはまだまだ先になるかもしれませんが、心の準備だけはしておきましょう!
テックジャイアントの最新トレンド
こちらはベンチャーキャピタリストの都 虎吉さん(@hogil82)がGAFAMのトレンドについてまとめられたnoteです。
いまやGAFAMの時価総額は、日本の上場企業の総額を全て足し上げても敵わないまでに成長しています。
ビジネスは大きなお金の流れを追うのが王道。
デジタル関連においては、基本はこの5社のトレンドを追っていれば、お金の稼ぎどころ(ときにお金の奪われどころ)が見えてきます。
肝心の2つのトレンドに関しては、都さんは
1:「Eコマースの急進」とその周辺領域への波及効果。
2:グローバルに進む「DX化」とその領域の具体化。
と記しています。(※具体的な内容はnoteをご確認ください)
むしろ個人的に目にとまったのは、つい最近始まったYouTubeショート動画の初動です。
Googleの動画事業であるYouTubeの収益は、昨年比83%増の70億ドル(約7,700億円程度)超となり、動画サブスクリプションの最大手「Netflix」の四半期収益73.4億ドル(約8,060億円程度)に迫る勢いです。動画における広告モデルのポテンシャルの大きさを感じます。
特に、急成長している短編動画サービス「TikTok」に対抗した「YouTubeショート」は、サービス開始直後の2021年3月に65億回再生されて垂直立ち上げに成功しました。その後も伸び続け、決算発表があった4か月後の7月には150億回以上再生されていることが明かされています。
YouTubeは動画プラットフォームで、TikTokはソーシャルメディアという風に捉えている人が多いかもしれません。しかし、アルゴリズムを駆使してユーザーにフォロー外のムービーを見せる点で、TikTokの本質もショート特化の動画プラットフォームです。
そう考えると、YouTubeとTikTokは超競合関係でして、Instagramよりも機能的に類似する「YouTube VS TikTok」の方がこれから戦いは激化していくだろうなぁと感じています。
GAFAMの中でも、GoogleやFacebookの情報は、個人発信者にダイレクトに影響してくる領域なので、ぜひチェックしていきましょう。
ビジネスにインパクトを与えるマーケKPIについて
マーケターをやられているまっぴさん(@mappy_____sn05)さんが、事業会社で必要なマーケティングスキルセットをまとめられています。
https://note.com/snsw20mnp/n/n19954c47eabc
ビジネス(特にデジマ)は、「集客→購買→リピート化」に集約され、各過程の細かい要素が全て掛け算で繋がっています。
ひとつの要素ではたった10%の改善でも、それを10箇所改善すれば259%のインパクトをもたらすこともあるわけです。(※各要素が直列に繋がっていれば)
個人や自社ブランドでマーケティングをやられている方は、「自分たちの事業に何が不足しているのか?」と、ぜひこの表と睨めっこしてみながら探してみてください。
チェックポイントの可視化は、モノの見方、視点を増やすことと同義です。私も折に触れて、この表を見返すようにしたいと思います。
キャリアSNSのYOUTRUSTが資金調達を発表
キャリア特化のSNS「YOUTRUST」が資金調達発表の前後で、大型プロモーションを実施して、急激にユーザーを増やしています。(私もこのタイミングで登録してみました。)
こちらは目黒駅です👇直接見に行けない方も多くいらっしゃると思うので、公式アカウントで現地の様子をお届けさせていただきます!たくさんの方に見ていただければ嬉しいです!
#すごい人はここにいる #YOUTRUST
YOUTRUSTのタイムラインを眺めてみて、本気でビジネスの話をできる環境が整っていると感じました。
ぶっちゃけTwitterは目立ったもの勝ちの世界で、ウソやハッタリも日常茶飯事なのですが、YOUTRUSTのタイムラインは、より誠実にビジネスと向き合う人たちの生の意見が飛び交っている印象です。
Twitterと違って本音を出して炎上しないのも吉だと思います。
個人的には、私は匿名アカウントで発信していることもあり、自分にとってYOUTRUSTが主戦場になることはないかなと考えています。その反面、日々インプットさせていただいている方々のアウトプットがYOUTRUSTに移行していくことには危機感を感じています。
こういった肌感覚は一度使ってみないとわからないので、ぜひみなさんも一度YOUTRUSTを使ってみることをオススメします。
このアカウントで、Twitterで知っている人に自分から「つながり申請」を送るのは憚れるので、「繋がってやってもいいよ!」って方がいたら、ぜひご申請くださいw
こちらが私のアカウントです。
その他注目のニュース・記事
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2. マーケティングの引き出し
マーケティングに役立つ知識や視点、ノウハウをお届けするコーナーです。
知っていたらどこかで役に立つ、折に触れて思い出したい知識をお送りいたします。
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今週は、マクルーハンのテトラッド(メディアの法則)についてご紹介しようと思います。
ニュースレターvol21の続編です。(※本当は先週取り上げる予定でしたが、バイロンシャープ氏のレポートを優先させていただきました。)
この「メディアの法則」は、目の前で起きている事象を考える際に、視野を広げてくれる、思考の補助輪として非常に役立ちます。